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Q&A よくあるご質問とその回答

よくお受けする質問とその回答を項目別にまとめてみました。

お問合せの前に一度確認していただければと存じます。

組織について

編集委員とはどのような人たちでしょうか?

 編集委員は本会の運営および雑誌の編集発行に携わる役職です。3年に1回、全同人による選挙で選出されます。定数は15名前後で、現在は16名の編集委員がその任にあたっています。今期の任期は2020年1月1日から2022年12月31日までです。

 編集委員は月々の作品の選歌を担当し、編集委員会では「短歌人」の企画編集、短歌人賞をはじめとする各賞および昇欄の選考、会計、大会運営など会に関する重要事項を決定しています。

 なお「短歌人」の編集校正業務や会運営に関する事務面等で編集委員を補佐する役職として、会務委員制度を設けています。任期は編集委員同様3年間で、定員は特に設けず必要に応じて編集委員会が任命、配置されています。2020年1月現在、13名の会務委員が初校、再校、発送、公式ウェブサイト運営などそれぞれの業務を担当しています。

「短歌人」には先生がいないと聞きましたが・・・。

 はい、その通りです。

 「短歌人」は主宰者が率いる結社ではありません。上記のように選挙で選ばれた複数の編集委員によって運営される、集団指導体制の組織です。ただ結社には教育機関としての役割もありますから、編集委員は制度上、会員・同人に対して指導的な役割を果たすことになります。ですがそれは先生という性格のものではありません。

 またあらゆる歌歴の方がおられる以上、確かに先輩後輩の区別はありますが、先生と呼ばれる人、また呼ばれるべき人も一人たりとて存在しない、それが「短歌人」です。従って「短歌人」においては、先生という呼称は一切使わないことになっております。

同人と会員とはどう違うのですか。

 同人規約では、同人は会の運営および活動に積極的に協力し合う立場と規定されています。従って同人は毎月の作品に題や詞書がつけられるほか、3年ごとの編集委員選挙の投票権を有するなど、多くの権利と責任が生じてきます。ちなみに月々の会費も会員に比べて高くなっています。詳しくは「各欄について」の項をご覧下さい。

昇欄はどのようにして決められているのですか。

 「短歌人」は所属するメンバーの実力やキャリアに応じて、会員2、会員1、同人2、同人1の4欄に分かれています。昇欄は年1回、編集委員全員の合議によって決定され、毎年1月号誌上に発表されます。

 昇欄は、編集委員へのアンケート結果を元にし、月例作品の出来や短歌人会内外における活動状況、入会からの年数などを編集委員会で総合的に判断して決めています。その際に月例作品の出詠状況も重要な判断材料となりますので、欠詠の多い方は昇欄を見送られることがあります。なお飛び級はありません。

他の結社誌や同人誌とかけもちはできますか。

 「短歌人」としては別に大丈夫です。実際、他の雑誌と並行して所属しておられる方も結構いらっしゃいます。ただしもうひとつの結社の方が厳しい場合は、兼ね合いのバランスが難しくなるかもしれません。

 無論、同じ作品の二重投稿は厳禁です。その点はくれぐれもご留意下さい。

短歌人会の組織運運営や歌誌「短歌人」に意見や要望があります。どこに申し出ればよいでしょうか。

 郵便の場合は発行所までお願いします。また当サイトの連絡用フォームからご送信下った、ご意見ご要望等のメールはすべて発行所に回送しています。

 短歌人会は開かれた結社です。寄せられたご意見ご要望ご提案は、編集委員会でその都度検討しております。ご遠慮なくお寄せ下さい。その際は必ずお名前(誌上でペンネーム使用の方は本名も必ず併記して下さい)とご連絡先をお書き添え下さいますようお願い申し上げます。なお匿名でお寄せ戴いたものに関しましては、当会は一切対応できませんので悪しからずご了承下さいませ。

 

作品・誌面

作品を誰に送ってもよいのでしょうか。また、途中で作品を見てもらう編集委員を変えることはできますか。

 「短歌人」ではおのおのが希望する編集委員の選を受けられるシステムを採用していますので、例月の作品は16人の編集委員のうち誰に送っても構いません。ただし同時に2人以上の委員に作品を送ることはできません。

 もし今自分が送っている編集委員の選歌傾向が自分に合わないと感じたら、選歌する編集委員を変更することもできます。ただし結社の選では相互の信頼関係を構築することも重要ですから、あまり頻繁に担当の編集委員を変えることはお勧めできません。

 

どの編集委員に作品を送ればいいのかわかりません。

 これはみなさん最初に悩まれるみたいですが、まずどなたかに作品を送ってみて下さい。

 短歌人会では会側が選者を決めたり割り振ったりすることは一切しておりません。それをすると、短歌人会の選歌システムの特徴である選者指定制が崩れてしまうからです。それぞれの作風と各選者との相性はたしかにあります。もし自分の作品と選が合わないと感じたら選者を変更するのは自由ですので、とりあえずどなたかにお送りになってみた上で、時間をかけて判断するのがよろしいでしょう。

 また、編集委員の作品はすべて「短歌人」の同人1欄に掲載されておりますので、それもご参考になさってみて下さい。

選歌を受けないということは出来ませんか。

 結社によっては自選欄や無選歌欄を設けている結社もあるようですが、、「短歌人」では掲載に際してすべてのメンバーが編集委員による選歌を受ける決まりになっております。編集委員の選歌を受けないのは、編集委員だけです(ただし編集委員も希望すれば、他の編集委員の選歌を受けることが出来ます)。ちなみに全作品が没になることはありませんので、ご安心下さい。

 結社には教育機関としての役割もあります。そして選歌は、結社にとって歌会とならぶ重要な研鑽の方法であり、結社というシステムの大きな柱です。申し訳ありませんが、これは結社誌のアイデンティティに関わる問題ですので、選歌を希望されない方は、選歌がない同人誌等へのご参加をおすすめ致します。

用紙のサイズはB4判原稿用紙でなければいけませんか? プリンタの都合上、A4判で送りたいのですが…。

 原稿用紙である必要は必ずしもありませんが、必ずB4判の紙に20字×20行の書式でお願いします。

 短歌人会には毎月500名を越えるメンバーの原稿が届きます。そして原稿は選歌だけでなく、組版、校正にも必要で、多くの人の手に渡ります。その際に書式を統一して戴かないと、原稿が散逸するおそれがあります。以上のような理由で、原稿サイズを全員同じに統一しております。

 なお結社によっては専用の原稿用紙を作り、それ以外での投稿を禁じているところもありますが、短歌人では原稿のサイズのみ指定させて戴いています。ちなみにパソコンあるいはワープロ原稿については、プリンタの上限がA4サイズの機種が主流のため、プリントアウトしたものをB4サイズに拡大コピーして送られるケースが多いようです。

自分のブログやツイッターに発表した作品を、「短歌人」に投稿することはできますか?

 「短歌人」に投稿する作品は、自作未発表が原則です。

 他の雑誌・新聞で掲載、あるいはテレビやラジオで放送された作品はもちろん、ブログやツイッターなどのネットメディアで発表された作品を「短歌人」に掲載することはできません。

 ただし、短歌人のネット歌会に出した作品を「短歌人」誌上に投稿することは可能です。また、投稿して非掲載(ボツ)となった作品は、この限りではありません。なお、「短歌人」に既に掲載されているご自分の作品を、ご自分のブログやツイッターで発表するのは構いません。

 

 

添削はしていただけますか。

添削を希望される方へ」の項目をご覧下さい。

仮名遣いに決まりはありますか。

 新仮名遣いでも旧仮名遣いでも特に制限はありません。どちらでも自分の使いたい仮名遣いでお書き下さい。ただし一首中ならびに一連中における混用は編集および校正作業上、混乱を招く場合がありますのでお控え下さい。新仮名遣いの方が旧仮名に、あるいは旧仮名遣いの方が新仮名に変更されることは構いません。ただしいずれの場合も、原稿冒頭に新旧仮名使いの別を必ずお書きになってください。

作品を送ってから掲載されるまでにどのくらいの時間がかかりますか?

 作品の掲載は原則、翌々月号の誌上です。つまり例えば1月12日締切分に送った原稿は、3月号に掲載されます。なお3月号は、2月末日までにはお手元に配送されますので、活字化されるまで約1ヵ月半かかることになります。

 ちなみに締切は締切日必着ですので、期日を過ぎて到着した原稿は、編集委員の判断で次号送りにされることがあります。ご注意下さい。また毎年12月だけは印刷所の年末進行の関係で締切が7日に繰り上がりますので、これも併せてご注意下さい。

誤植を見つけたのですが、どうすればいいのでしょう。

 お手数ですが、郵便で発行所までお知らせ下さい。原則として「短歌人」では訂正記事は出しませんが、担当者に責任を持って連絡し、次回以降の注意を喚起します。他の方の作品でも誤植を見つけました際には、同様に発行所までお願い申し上げます。

 校正スタッフも誤植のないよう最大限努力致してはおりますが、何分全員がボランティアで業務に当たっておりますことをご理解賜りたく存じます。

作品掲載の順番には意味があるのですか。

 まず編集委員がおのおのの選歌の際に毎回作品のランク付けをします。その結果に基づき、各欄の編成担当者が総合的に判断して誌面構成を行っています。原則、欄の最初の2、3ページと最後の2、3ページくらいがその月の優れた作品とお考え下さい。

 ちなみに会員1と会員2は人数が多いこともあり、レイアウト上また実務上の観点から作品欄をそれぞれふたつに分割しています。これは機械的な分類で、どちらの所属かに深い意味はありません。

毎年8月号の<20代・30代特集>に参加したいです。

 20代・30代特集は、該当する会員は所属欄を問わずどなたでも参加できます。入会したばかりの方の場合、事務の関係で特集参加のご案内が及ばないことがありますが、その場合には誌上の応募要項(大体、毎年5月号か6月号に掲載されます)をご覧になり、その記述に従い是非自主的に参加して下さい。たくさんの参加をお待ちしております。

歌会

 

歌会に参加してみたいです。

 歌会は雑誌発行と並ぶ、「短歌人」の活動の大きな柱のひとつです。全国各地で定期的に開催されていますが、規模は10人以下の小規模なものから、50人を越えるものまでいろいろです。見学も歓迎ですので、まだ歌会に参加されたことのない方は雰囲気を知る意味でもぜひ一度参加をお勧めします。会費はその歌会によって異なりますが、おおむね300円~1,000円くらいです。

 詳しくは「各地の歌会」の項目をご覧になった上で、参加を希望される歌会についてメールでお問合せ下さい。ただし、各歌会責任者への連絡の関係がありますので、歌会当日直前のお申し出の場合、ご要望に添えない場合がございます。あらかじめご承知おき下さいませ。

 

短歌人の歌会の流れを教えて下さい。

 「短歌人」では多くの歌会で、参加者が着席している座席順にまず作品を読み上げ、第一批評を述べます。これを披講といいます。披講終了後はフリーディスカッションです。この際に司会者があてて、発言を求めることもあります。この作業を1ターンとし、一首一首、すべての作品について行います。 

 この際に、人数の少ない歌会の場合、第一批評が作者本人に当たってしまう場合があります。またどの歌会も詠草は原則無記名ですし、歌会によっては司会者も各作品の作者名を敢えて把握していないこともあるため、司会者が作者本人に発言をあててしまう場合もあります。

 そうした場合は、他人のようにして客観的に批評をして下さるようお願いします。ときどき自分の作品に当たった(またはあてられた)際に、自分の作品であることを明かしてしまう方がおられますが、作者名発表は歌会終了後のため、それ以前に(自主的にとはいえ)作者名を発表してしまうと、無記名の作品を読み合って批評するという、歌会の前提が崩れてしまいます。また一首だけ作者名が分かってしまうことは、忌憚ない意見の交換を阻むことにもつながりますので、ご理解とご協力を戴ければと存じます。

歌会に何か持参するものはありますか。

 詠草は当日会場で配布されますので、基本的には筆記用具があれば十分です。また他の方の作品に対しての理解をより深める意味でも、辞書がありますと何かと役立つでしょう。最近は電子辞書を持参される方が多いようです。

 また東京歌会などのように、お茶をお出ししていない会もありますので、飲み物は各自お好きなものをご持参いただくのがよろしいかと思います。

歌会に出ていた他の方の作品を自分のブログで紹介したいのですが…。

 現行の著作権法などの考え方に照らし合わせますと、歌会は特定の少数の方が参加し、そのなかで作品が流通するものです。つまり不特定多数の方に情報が流通する、いわゆる「メディア」ではありません。したがって、歌会に出ている作品は原則未発表扱いとなります。

 また中にはその作品を推敲して他の新聞や雑誌に投稿したり、賞などに応募しようと考えている人もおられるでしょう。そうした方々の権利を奪うことを防止する観点からも、他の方の作品をご自分のブログやツイッターに無断で取り上げることは禁止しています。取り上げたい場合は、かならず直接ご本人から承諾を得てから掲載して下さい。

 ただし「短歌人」誌は著作権法上のメディアにあたりますので、ご自分のブログやツイッターで紹介や批評するのであれば、掲載に際して特に許諾等は不要です。但しその場合は、かならず出典を明記して下さい。

歌集

会員の方の歌集歌書を読んでみたいです。

 「歌集歌書紹介」 の項目をご覧下さい。

自分も歌集(あるいは歌書)を出版したくなりました。

 短歌における出版物は、その九割以上が自費出版です。ですから刊行時期は基本的にご自分でお決めになることが出来ます。反面、出版に掛かる費用は決して安いものとは言えません。だからこそ出版に際しては慎重に検討する必要があります。ご自分の歌集や歌書を出版したいとお考えの方は、まずご自分が作品をお送りになっている編集委員までご相談下さい。作品上や出版における実務上、また費用のこと等に関して、いろいろとアドバイスすることができます。

 なかには、短歌のことを理解できていない業者や、あまり優良とはいえない業者も残念ながら存在します。短歌人会の会員・同人の方で出版をお考えの方は、かならず一度ご相談下さい。

ホームページ関連

 

自分のHPをリンク集に加えて下さい。

 連絡用フォームより、サイト管理担当までお申し出下さい。速やかにリンクの手続を取らせて戴きます。

 その際に必要事項として、氏名、リンク先サイトのタイトルおよびURL、連絡先のメールアドレスを明記してください。またリンク先サイト上でハンドルネーム使用の方は、閲覧者の混乱を防ぐ観点からも誌上でのお名前をリンク集に併記することになりましたので、サイト上の名前と誌上名が異なる場合は、両方のお名前を必ず併記して下さい。

 なおリンク集に掲載されているサイトのウェブマスターの方が短歌人を退会された場合は、確認の上リンクを取り消させて戴きますので、予めご了承下さい。

 

事務手続ほか

月末になっても、「短歌人」が届きません。

 会費切れもしくは配達事故の可能性があります。発行所まで郵便でご連絡いただくか、tankajin31@gmail.com までメールでお知らせ下さい。確認いたします。基本的に一週間以上待っても到着しない場合のみ、お問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。

 現在、短歌人会では毎月の「短歌人」誌の発送はメール便を使っておりますが、メール便は転送されませんので、転居された際は、すみやかに発行所まで住所変更のお知らせをお願いいたします。

会費を何ヶ月先まで振り込んであるか、教えて下さい。

 毎号の「短歌人」をお送りする封筒のラベル部分に、「○○○号まで納入済」という形で記載されています。

 なお、その月の12日までに入金された分は翌月号に反映されますが、13日以降は翌々月号となります。

 【例】1月1日から12日までの入金      ⇒  2月号ラベルに反映、

       1月13日から31日までの入金  ⇒  3月号ラベルに反映

会費の払込用紙に記入欄のある「会員番号」が分かりません。

 毎号の「短歌人」をお送りする封筒のラベル部分に記載してあります。

 会費およびカンパ納入の会計処理上必要ですので、あらかじめ控えておいていただければと存じます。

会費を振り込んだのに未払いの連絡が届きました。

 その月の13日以降の入金は、翌々月のラベルに反映されますが、もっと前に振り込んでいるのにラベルに反映されていないという方は、発行所まで郵便でご連絡下さい。

 メールおよび連絡用フォームからお問い合わせいただいても、サイト管理担当では確認や調査することができませんので、かならず発行所まで直接郵便でお問い合わせ下さい。

 また、会費を入金した際の郵便振替用紙がありましたら、そのコピーを同封して下さい。

 

誌上でいつも作品を拝見している○○さんにお手紙を出したいのですが…。

 個人情報保護の観点から、個々のメンバーの住所をお知らせすることは出来ません。発行所まで郵便でお問合せ戴ければ、本人に連絡した上で本人もしくは発行所からご連絡します。発行所までお手紙をお送り下されば、転送することもできます。

高瀬賞応募用の用紙を紛失・破損してしまいました。

 発行所までお申し出下さい。新しい用紙をお送りします。応募用紙は「短歌人」一部につき一枚しか綴じこまれておりませんから、あらかじめコピーをとっておかれることをおすすめします。なおこれは短歌人賞の応募用紙の場合でも同じです。

退会するにはどうすればいいのですか。

 発行所まで郵便でお申し出下さい。作品を送っている編集委員宛あるいは当サイトの連絡用フォーム経由でに申し出て戴いても、退会の申出は受理されません。情報の散逸や漏洩を防ぐ観点からも、入退会関連の事務処理は発行所に一本化されております。なおこれは購読会員についても同様です。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。また既に前納された会費は返却できません。



 

 お探しの質問はありましたでしょうか?

 この欄に記載していない、ご不明な事柄につきましては、

 基本的に作品内容のことは各自が作品を送っている編集委員に、

 事務上のことは発行所まで郵便でお問合せ下さい。

 当サイトに関してのお問い合わせは、管理人まで連絡用フォームより

 お願い申し上げます。

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